フィールドワーク in 奄美

日本の素晴らしさを再発見

フィールドワーク in 奄美

奄美の自然、文化、歴史、産業などについて学ぶ2泊3日のプログラムです。
奄美でのフィールドワークを実施する目的は、国際交流において重要な「自国についてよく学んでおく」の意味を理解し、その素晴らしさを再発見すること。東京近郊での生活だけで日本を語るのではなく、日本国内でも独特の生態系を持つ奄美の自然に育まれた歴史や文化に触れ、世界に発信する日本をあらゆる角度から学んできます。

奄美大島とは

奄美大島 美しい海岸 奄美は、鹿児島県の南部に位置する有人8島から成り立ち、そのうち最も大きな島が奄美大島です。世界自然遺産の暫定リストに掲載されている奄美・琉球は、登録されれば「屋久島」「白神山地」「知床」「小笠原諸島」に続く日本で5番目の世界自然遺産となり、国内外から注目を集めることは確実です。
ウミガメが産卵に訪れる美しい海岸。世界でも限られた地域にしか成立しない、原生的な亜熱帯性多雨林。そこには国指定の天然記念物「アマミノクロウサギ」など、奄美独特の動植物が生息しています。 古くから交通や交易の中継地であった奄美では、南方と北方の人々や文化が行き交い、その中で育まれた独自の文化が現在まで大切に受け継がれています。

研修概要

スケジュール

期間:1年次3クォーター(11月中旬~下旬)

1日目 成田空港から奄美大島へ
奄美パーク、田中一村美術館、原ハブ屋、
夕食後、島唄・八月踊り鑑賞
2日目 ホノホシ海岸散策、古仁屋港にて水中観光船乗船
黒潮の森マングローブパーク、カヌー体験
大島紬村、泥染体験
3日目 フォトコンテスト
成田空港帰着

技術伝承の奥深さを学ぶ

泥染め 国指定の伝統工芸品である大島紬の歴史や生産工程を学ぶため、大島紬村を訪問。大島紬は、奄美大島を発祥地とする絹織物で、約1300年の歴史があります。その染色方法である「泥染め」は、奄美大島に自生する車輪梅に含まれた色素と自然の泥土の鉄分の化学反応による独特の色合いを特長としています。
学生たちは、一つ一つ手作業の工程を見学し、ハンカチの泥染めを体験。世界でも類を見ない染色技術について知り、伝統を受け継ぐ意義を考えました。

市民との交流から知る奄美の文化

市民との交流から知る奄美の文化 地元の方々との交流は、土地の文化を知る最良の方法です。フィールドワークでは、島民との交流から奄美ならではの文化に理解を深めます。
集落の生活や風習、しきたりなどを歌詞にして、口伝により引き継がれてきた奄美の民謡「島唄」を聞き、五穀豊穣と集落の繁栄を祈る「八月踊り」を一緒に踊りながら、伝承文化を大切にする精神を学びました。まだ知らない文化に触れ、自国についての知見を広げることができました。

マングローブ原生林の生態系を観察

マングローブ原生林 奄美大島には日本で2番目に大きいマングローブ原生林があり、国定公園特別保護区にも指定される貴重な自然環境を有しています。地史的イベントの繰り返しによって形成された独特の生態系について学ぶこともフィールドワークの目的の1つです。
マングローブを構成する樹種、世界でここにしか生息していない「リュウキュウアユ」をはじめとした貴重な動植物をカヌーに乗って観察しながら、人と自然との関わりについて考えを巡らせると共に、自然に根付いた暮らしから発展した奄美の文化や産業を理解するきっかけになりました。

ポスターセッション

ポスターセッション フィールドワークの事後課題として、現地での調査結果やワークショップで現地の高校生と議論した内容をもとにポスターを作成し、ポスターセッションを行いました。
各チームが作成したポスターの内容についての質疑応答や、ポスターの完成度を評価し合い、優秀なチームに学部長賞、教員賞、学生賞が授与されました。