卒業生の声[1]

世界自然遺産の島に生きるOBとして

田代英人さん 有限会社八重岳 代表取締役
1972年度卒業
田代英人さん

千葉商科大学を選んだ理由を教えてください。

私は、将来、商人になりたいという目標がありました。学生生活を東京で過ごし教育者であった父から「大学だけは出ておいた方が良い」と言われ、そして父が学生時代に商人の息子が入学したという名門学校があることを聞きました。それが千葉商科大学であり、父に勧められたこともあって、私は迷うことなく進学を決めました。

どのような学生生活を送っていましたか。

私の学生生活の中には、ゼミの仲間と熱く討論を交わすという時間も確かにありました。しかしその大半は、商人を目指すという目標をすっかり忘れ、アルバイトに明け暮れて、お金を稼いでは休みに日本中を貧乏旅行するという生活を送っていました。このような学生生活をきっかけに、旅行関係の仕事に就きたいという漠然とした思いが芽生えたような気がします。日本人が海外に行くこと自体が珍しい時代でしたが、卒業後に私は必死でお金を貯め、海外をヒッチハイクで旅行し、貴重な社会勉強をしてきました。

大学で学んだことはどのように今の仕事に役立っていますか。

田代英人さんの講演画像私が屋久島で民宿「八重岳」を作ろうとしたとき、様々な準備をしました。その中で銀行からお金を借りなければならない場面がありました。
このとき、「私は屋久島での実績はゼロです。しかし、私は商売をやるために千葉商科大学に入り、商法を勉強し、卒業後には海外視察に行き、そして1年間かけて屋久島の分析をしました。こういう宿を作れば絶対にやって行けるはずです!」と銀行の支店長に主張しました。私のこれまでの経験を活かせば、確実な集客が見込めるということを伝えたのです。結果、無事に融資を受けることができました。千葉商科大学で学んだことが、本当に役に立ったと思っています。
民宿から経営は拡大し、今はホテル「屋久島山荘」も経営しております。ご利用のお客様は観光やビジネスなど、様々な目的で屋久島を訪れます。お客様の声に真摯に耳を傾け、時代に即した新しいサービスを提供するなど、お客様に充実した滞在をしていただくために日々努力しております。
私は屋久島を媒体に、千葉商科大学で学んだ知識や経験を活かし、今でも様々なことを学んでおります。お客様に屋久島の魅力を伝えるために、学んだことが役に立っています。

千葉商科大学の学生やこれから千葉商科大学に入学しようと考えている高校生にメッセージをお願いします。

千葉商科大学を卒業したプライドと自負はずっと私を支えてくれました。千葉商科大学のOBの1人として屋久島で暮らし、時代に取り残されることのないように、これからも頑張って行きます。私の活動が、新しい世代を生きる後輩の皆様に少しでも勇気と希望を与えることができましたら光栄です。