卒業生の声[9]

資格を取るために学んだ内容や経験が自信に

高橋宏則さん柏市立柏中学校勤務
2009年度卒業
高橋宏則さん

在学中に資格を取得されましたか?

(1)教員免許(中高 第一種英語、高 第一種公民、高 第一種情報)、(2)ピアヘルパー、(3)TOEIC を取得しました。

取得した資格の概要を教えてください。

教員免許:教師として各教科を教えるために必要な資格です。
ピアヘルパー:日本教育カウンセラー協会認定のカウンセリング資格です。資格取得後、教育・福祉・保育等の分野での実践経験2年および協会主催の研修を経ることで初級教育カウンセラー資格を取得することもできます。
TOEIC:10~990点までのスコアで英語力を測るテストです。スコアによって、教員採用試験の試験内容等が一部免除になったりします。

在学中に、その資格取得をめざした理由を教えてください。

教員免許:中学校の教員をめざしていたためです。中学校の英語以外の免許を取得した理由は、他校種・他教科の指導要領や教授法について学ぶことで、教職教養を高めたいと考えたためです。
ピアヘルパー:教員として生徒を理解し、教育相談を実施する上で必要なカウンセリングスキルについて学んでおこうと考えたためです。
TOEIC:英語教員として求められる英語力を身につけるため、自らの英語力の指標とし、英語学習のモチベーションとするためです。

当時の勉強方法、役立った授業科目はありますか?

教員免許:単位を取得するためだけでなく、実践的な指導力を身につける意識で授業に取り組むことを心がけましたね。特に4年次の「総合演習」での、毎週与えられるテーマについて小論文を書いてグループディスカッションを行う活動が今も印象に残っています。現場経験が豊富な中澤興起教授ならではの実践的でトレンディなテーマについて考える活動を繰り返したことで自らの教育観が深まり、採用試験対策としても大変有益でした。
採用試験の受験にあたっては、春休みに開講される対策講座が「教育原理」「教育心理」など分野ごとに分けて分かりやすく解説され、少人数で質問もしやすかったため非常に役立ちました。また、SAとして英語の授業で質問の対応をしたりして人に教える経験ができたことも有意義でした。松本理一郎教授の「英語音声学」、酒井志延教授の「英語科教育法」、小黒岳志教授の「上級英語」、山崎聡教授の「英語史」など、英語教員として必要な学びを指導いただきました。
ピアヘルパー:中村晃教授の「教育心理」と相良陽一郎教授の「教育相談論」は、座学だけでなくグループワーク等も多いため非常に分かりやすく学ぶことができました。授業内でピアヘルパー認定試験の頻出ポイントにも触れてくださるので、資格取得に非常に役立ちました。また、学んだことがそのまま教員採用試験にも出題されたり、現場に入ってからの生徒指導にも生きています。
TOEIC:山崎聡教授の「上級英語」でTOEIC対策問題集を用いて問題演習を行ったことが役立ちました。問題傾向や頻出のテーマについて教えて頂けたことでポイントを絞って勉強することができ、約半年のうちに570点から705点までスコアが上がりました。

就職活動や現在の仕事で感じた資格の強みはありますか?

資格そのものの強みというよりも、資格を取るために学んだ内容や経験が、自分にとって非常に有益であり、自信にもつながりました。教職についてからも、商大での学びがそのまま生きていることを実感することが多いです。たとえば、「情報科教育法」で学んだ情報モラルの育成が教育界ではますます重要な課題となっています。英語科の教員とは言っても、英語だけを教えれば良いのではなく、道徳について考えさせたり人権や環境について指導したりすることもあります。生徒の悩みを相談されることもあるし、学びの意義や進路選択についてアドバイスをすることもあります。自分が経験してきたことや深く学んだことは、より強い説得力を持って生徒・保護者に届くことを感じています。きっと、将来にわたって自分の土台であり続けるはずです。

高校生へのメッセージ

千葉商大の先生方やオフィスのスタッフの方々には、在学中はもちろん、卒業後も相談にのって頂いたり、たくさんのご指導・ご助言を頂いたりしました。たとえば、SAの応募を促してくださったり、大学キャンパスで行われた「健康都市サミット」での通訳ボランティアを紹介してくださったり、授業以外でも質問に答えて下さったり…。将来への意欲に燃える高校生の皆さんが入学したら、必ず全力でサポートしてくださることと思います。学生時代はとにかく自分から行動を起こすといろいろなチャンスが巡ってきます。自分から学び、自分から遊ぶ。たくさんの活動に意欲的に参加し、経験を積んでいくと、それが必ず自分の「人間としての幅」を広げることにつながると思います。商大での4年間で「生きた学び」をたくさん蓄えてください。