荒川敏彦ゼミナール(生き方の歴史社会学)

自分にとって重要な問題とは何かを、徹底的に考えよう。

研究テーマ紹介

自分ひとりの「個人的」な問題に見えても、そこには「社会的」な問題がからんでいる。だから、自分一人で抱え込まず、当人の責任にして片付けるのでもなく、社会の方に目を向けてみよう! — これが、荒川ゼミの基本です。
「自分にとって重要な問題」を見定め、その問題の社会的意味を考えるのが、このゼミの研究テーマです。そこで、各自が自分の胸に手を当てて自己の問題(と社会の問題の関わり)を考えることが、最大の課題(難題)となります。
自分の研究テーマですから、自由に設定できます。ここは重要で、テーマ設定は自由でなくてはなりません。しかしほとんどの人が、自分が自分自身についてよく知らなかったということに気づき、テーマの選定に四苦八苦することになります。いったい自分はこれまで「何に」関心をもってきたのか(何を重視してきたのか)、それは「なぜ」だろうか、と。
それぞれテーマは異なっても、2年生から卒業まで、同じゼミの仲間と一緒に苦しみながら(?)卒論に取り組む経験は、学生時代にしかできない貴重なものだと考えています。

活動紹介

ゼミは、(1)本ゼミ、(2)サブゼミ、(3)ゼミ合宿の3本立てです。

  1. (1)本ゼミでは、社会問題を考えるための基本的な視点を、多角的に学びます。
  2. (2)サブゼミでは、本ゼミ終了後に現代社会に関するドキュメンタリー映像を見ます。
  3. (3)ゼミ合宿は、夏休みと春休みに学年合同(2、3、4年生)で行います。合宿の場所や宿泊施設は学生の皆さんが相談して決めます。初日に徹底的に勉強し(ときに深夜まで及ぶ!)、2日目以降にご当地で思いっきり羽を伸ばすのが恒例。
  4. (4)ときどき、他学部や他大学との合同ゼミ、○○訪問(行き先はさまざま)が企画されます。

荒川俊彦ゼミナール活動紹介荒川俊彦ゼミナール活動紹介

学生の声

経済学科 野原 迪皓
荒川ゼミの特徴は、卒業論文を自由に決められることです。私は最初、テーマは自由だと言われて困りました。自由とは意外に人を困らせる風邪みたいなものです。しかしゼミに入り、課題を真面目にこなしていくことで、自己のテーマに向き合えるようになり、自然と卒業論文のテーマも定まりました。卒論では、『学問のすすめ』にいたる福沢諭吉の思想の歩みを検討しています。
ゼミでは普段、決められたテーマのレジュメを数人のゼミ生が書き上げ、それを他のゼミ生が吟味し批評していく形式で進めていきます。そのため双方に問題発見力と解決力が求められます。私も、自然とそれらの力が鍛えられたと実感しています。それを活かして卒論を書き上げようと思っています。

経営学科 本間 優太
荒川ゼミでは、現代消費化/情報化社会が抱える諸問題や歴史的現象、思想家について研究しています。社会学は非常に幅が広い学問で、自分の問題関心を自由に追究できます。最初に『現代社会の理論』(見田宗介)を読み、現代消費化/情報化社会が抱える様々な限界問題の基礎を検討します。サブゼミの時間には、NHK『映像の世紀』を視聴して現代史について学び、ディスカッションを行います。その他にも、夏季ゼミ合宿では鎌倉や熱海、伊豆などで、充実したゼミ合宿を行っています。これらを基礎に、私はいま、「現代のファッションと倫理」をテーマとして卒論に取り組んでいるところです。