「岩手県大槌町ボランティアツアー」活動報告

2014年9月19日

夏季休暇中9月8日~10日の2泊3日の日程で、人間社会学部の鈴木孝男教授、佐藤哲彰専任講師及び商経学部の橋本隆子准教授の引率による総勢60名が、岩手県大槌町の漁港でボランティア活動を行ってきました。
これは、地元のワカメ養殖に重要な作業の一つで、収穫した後の養殖ロープ(長さ200メートル、直径7~8センチメートル)に付着しているワカメの根や他の海草、貝殻等の除去作業です。大槌町では特に漁業者の労働力不足が深刻化している中、本学学生の支援は、地元産業にとって重要な役割を担っています。
当日の作業は炎天下の中で行われ、延々と続く作業でかなりの肉体労働となりました。このツアーに参加した学生たちは、津波被害の深刻さや漁師という職業の大変さを垣間見たと同時に、漁師の方々から直接に聞くお話で、東日本大震災がいかに悲惨な出来事だったかを実感していました。
また、ツアーの途中には、地域の伝統工芸品を製造販売している企業を訪問。学生たちは、一連の体験や見学、ヒアリング等を通して、精神的にも大きく成長してきたようです。

岩手県大槌町ボランティア風景岩手県大槌町ボランティア風景

学生の声

東日本大震災から3年以上経ちますが、ゼミ活動を通して毎年のようにボランティア活動に参加しています。地元の方々の優しさがあるからこそ、次回も参加して少しでも力になりたいという気持ちになるのだと思います。この活動を行う度に人の優しさに触れ、支え合いが大切だと気付かされています。言葉では簡単ですが、それを本当に実感できたからこそ、自分も人に対してやさしくなれているのだと思います。これからの人生でも人と人との繋がりを大切にし、一つ一つしっかりと関係を築いていける将来にしたいです。

商学科3年 櫻井 一舟

吉里吉里漁港では、グループに分かれて、養殖用ロープにくっついているゴミを取り除く作業を行いました。思っていた以上に力と集中力が必要で大変でしたが、全員でロープを奇麗にし終えたときの達成感は大きく、真剣に物事に取り組む大切さを改めて感じました。短い時間ではありましたが、人のために頑張れたことが大きな達成感となり、これからの大学生活や就職活動にも活かしていきたいと思いました。

経済学科3年 下風 翔

訪れる度に、地元の方々の復興への前向きな気持ちが強く伝わってきて、その思いがどんどん形になっているな、と思いました。地元の方が、「新しく増えた」「出来るようになった」と笑顔で私たちに話してくださり、自分達も復興の過程を見ているので、我が身のことのように嬉しくなりました。ボランティアに参加して毎回思うのが、人の温かさです。どこにいても、何をしていても気さくに声をかけてくれます。見知らぬ人に声をかけることは、勇気も体力も必要です。私は人見知りで、知らない人とうまく話すことができなくなってしまうので、就職活動を前に、皆さんを見習って積極的にアピールできるようになりたいです。

経営学科3年 芹澤 舞子

被災地活動の合間に岩手県の「及源鋳造株式会社」(南部鉄器の製造販売)を見学しました。同社では、南部鉄器の古さや伝統を受け継ぎながら、現代への色づかいやライフスタイルに合わせる工夫がされていました。社会に出るということは、人との関わりを一つ一つ大切にしなければならず、商品を売るにもどの地域の誰が使うのか、その人たちのライフスタイルに合わせて、商品を変えていく、ということも必要なのだということを学びました。
またボランティア活動は、これで終わりではなく自分から積極的に参加していきたいと思います。「誰かの役に立つことが好き」だと気づくことができたので、自分が就きたい仕事に向けてこの気持ちを忘れないでがんばりたいと思います。

経営学科3年 瀧田 裕司